第2回 本当のダイエット 五大原則「適切な食事」

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前回“本当のダイエット”の五大原則を書きました。今日はじめて訪問された方は 、前回の記事読んでから今回の記事をお読みください。

よくダイエット関係の商品や情報で

 

『好きなものを好きなだけ食べながら、それでも脂肪が溶け続けてしまう誰も知らないダイエット』

 

とか

 

『食事制限全くなし!つらい運動もなし!体質を変えるだけでみるみるやせる101の法則』

 

とか

 

なんとも怪しげなダイエット法をネット上に限らずよく見かけますが、これからの私の記事を読んで、それらがどういったものか推測したり、ツッコミを入れてみたりしてみるのもおもしろいかとおもいますよ。

 

今日は五大原則の最初の原則、“適切な食事”です。

 

早速ですがいってみましょう。

 

【本当のダイエット(適切な食事)】

“適切な食事”とはいっても、ここでは具体的なメニューについてお話しするわけではありません。

 

こんにゃくをたくさん食べるといいとか、代謝を上げるには唐辛子がいいとか、運動前にコーヒーを飲むと脂肪が燃えやすくなるとか、満腹感を得るには野菜スープがいいとか、そういうのではないです。

 

もっと基本的な話です。

 

基本さえわかれば、おのずとどんなものを食べればよいか“自分自身で”チョイスできますので。

 

~効果的なダイエットをしていく上で”鍵”となるものは?~

キーポイントとは?!

それは・・・

 

ダイエットを効果的にしていくという

側面からみた場合、キーとなるものは

“脂質”

です。

なぜなら脂肪(脂質)は炭水化物やたんぱく質の2倍以上のカロリーだからです。

炭水化物、たんぱく質はともに
1gあたり4kcal。

脂質は

1gあたり9kcal

2倍以上

 

例えば、同じカサの肉まんが2種類あったとします。

 

一つは、ほとんどが脂肪からできている肉まん(ありえませんが)。

 

もう一つはほとんどが炭水化物とたんぱく質からできている肉まんです。(これは可能?!(笑))

 

あなたは今ダイエット中で凄くおなかがすいています。

 

でもあなたが今日食べてもよいカロリーはあと200kcalだけ。

 

できればこの200kcalで胃、メンタル、そして脳をも満足させてやりたいとおもっています。

 

さて、あなたはどちらの肉まんを選びますか?
(いま、あなたが望んでいることはたくさんたべることと仮定して)

 

このときほとんど脂肪からできている肉まんは1つで200kcal

 

炭水化物とたんぱく質からできている肉まんは2つで200kcal

 

1つ OR 2つ?

 

「味にもよるよ。」

 

ってひねくれたことは言わないでくださいね。

 

ほとんどの場合、炭水化物とたんぱく質からできてる肉まんを選びますよね。

 

だってあなたは2つも食べることができるんですから(質量が多い)

 

これは、ダイエット中はとても大切な考え方になります。

 

なぜならダイエット中は量(カロリーからみた意味の量)に制限があるからです。

 

少しでもたくさんの量(カサ)を食べることができる、というのはダイエットをつらいものにしないので継続しやすくなります。

 

そしてまた、それはとてもありがたく感じるものです。

食事にあまり脂肪分が多くなければ、たくさんのカサ(量)を、脂肪分が多い食事に比べて、摂ることができます。

これは覚えておいてください。

 

油(脂)分の多い食事はできるだけ避けることは、ダイエットを成功させるための近道となりますので

 

(脂質も重要な栄養素です。良質な脂質もあります。ここではあくまでも脂肪分を抑えることによって、カロリーを“グンっ”と抑えることができますよ、ということを伝えるために脂質のお話をしています)。

 

ほかにもいろいろ“適切な食事”を語る上で、重要な点はたくさんあります。

 

ビタミン、ミネラル、食物繊維の豊富な食事、バランスのとれた食事、その他、食べ合わせ、とかですね。

 

でも、体脂肪を落とす、ってことにフォーカスし、効率的に無駄なく、そして早く結果を得たいのであれば、基本はシンプルがいいです。

 

一番カロリーの高い栄養素である脂肪は一番最初にカット。

 

これが重要です。

 

ただし、一般の人が“手っ取り早く体重を減らす”ということを目的とした場合は、いわゆる糖質制限ダイエット(ケトジェニックダイエット)系のものでもいいでしょう。

 

しかし、コンテストボディービルダーのように、“極限”までダイエット(極力体脂肪のみを落としていく究極のダイエット)する人たちは注意深く計算されたプログラムで、それをやっていかないと続けるのは難しい面もありますし、効果も頭打ちになっていきます。

 

なぜならハードなトレーニングを、カロリーを制限した状態で、且つ糖質を極限まで制限した状態で行なうことは非常に厳しいからです。

 

この辺に関してはまた別の機会にお話しますが、とりあえず、“信頼でき、且つ多くの人に再現性のあるダイエット法”は今の所、脂質のコントロールがもっとも優先されるべきものではないでしょうか。

 

~ダイエッターの犯す典型的な間違い~

ダイエットに詳しくない人がダイエット始めるときに犯す典型的な間違いは、最初に炭水化物を抑えることです

 

(肉体づくりをしていない層の人にはある程度有効。簡単にカロリーを減らせ、血糖値の急上昇を招かないので。ただし、ボディーメイクという観点からだとかなり計画的に賢くやらないとなかなか肉体づくりが進まない場合も多々あります)。

 

先ほども言いましたが、ダイエットをする際、最初にカット(抑える)すべき栄養素は”脂質”です(特に肉体づくりを本格的にはやっている方は)。

 

そして、脂質を抑えていて、それでも体重の減り具合が滞ったときにはじめて次のステップである”炭水化物”を減らします。

 

重要。最初にカットすべき(抑えるべき)栄養素は“脂質”。

 

そして、脂肪を抑えていて、それでも体重の減り具合が滞ったときにはじめて次のステップである”炭水化物”を減らす。

 

難しそうですか?

 

でも以下のようにすると結構簡単に脂質を抑えることができるんですよ。

 

~普段の食事を簡単に低脂肪食に変える簡単な方法~

それは、

チーズバーガーセット
ピザ
カツどん
ステーキ定食
とんかつ定食
ハンバーグ定食
ラーメン、チャーハンセット(餃子つき)

などを

焼き魚定食

刺身定食

納豆定食

のような

”和食”

に変えるだけ。

 

これだけで最初のステップである”脂肪を抑える”ことがいとも簡単に可能になります。

 

 

 

まとめ

今日は五大原則の本当のダイエット(適切な食事)でした。以下のことを学びました。

何を根拠に、何を基準に“適切な食事”を選べばいいのか?

それは・・・

↓ ↓ ↓

脂質の摂取量。

まずカットすべき栄養素は?

↓ ↓ ↓

炭水化物ではなく脂質。
炭水化物はあくまでもセカンドステップ。

具体的にどうすれば

いとも簡単に低脂肪食にすることができるのか?

↓ ↓ ↓

チーズバーバーセットから焼き魚定食へ。

以上が“適切な食事”でした。そんなに難しいことは言っていませんので、というよりは、当たり前のことなので、覚えておいてくださいね。

 

では、今日はこのへんで。

 

また次回お会いしましょう。


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この記事の著者

yoshi

yoshiボディーコーディネーター

Men's ダイエット代表 ボディーコーディネーターyoshi
肉体創りを通して人生の質を高める(QOLの向上、クオリティーオブライフ)、をコンセプトに2004年から“Men’sダイエット”の活動をスタート。

“さまよえるダイエッター”や、
“負のスパイラルでもがいているトレーニー”、
そして“何から初めていいのかわからない筋トレビギナー”

までを対象に、オンライン、オフラインを問わず肉体改造(ボディーコーディネート)のサポートをしている。

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コメント

    • つばさ
    • 2013年 10月 26日

    先ほども質問させて頂きましたが、また質問させてください。
    最近テレビで芸能人が朝起きてすぐに200-300gの赤身の牛肉ステーキを取り、高タンパク質な食事で筋肉をキープしてるとありました。参考までに橘慶太という人です。
    赤身の牛肉にはたんぱく質が多いので自分もステーキを食事に取り入れるようになったんですが、こちらの記事を読み疑問に思いました。
    ステーキを焼くと油がすごく出てくるのでダイエットには向きませんか?
    PS、ランキングをあげようと思い一つの記事を読むたびにクリックしてますが、意味ありますか?笑
    yoshiさんのブログは今まで知ってる中で一番ためになっています。自分の偏見もあるでしょうが、トレーニーは筋肉ムキムキで血の気の多い人が多く、自分がゴツイことをひけらかし威嚇してくるような傲慢で単細胞な方が多く、自分はそうなりたくはないと思ってます。
    それに対してyoshiさんは誠実で、紳士で、自分の目指す目標になっています(笑)
    これは人間性の問題というのが結論だとは思いますが、筋トレでかっこいい体を手にいれつつも、読書や語学の習得など、将来のため、自分に対しての投資も大事にして行きたいのですが、筋トレをして追い込んだ後などは帰宅しても勉強に向かえないのが悩みでもあります。
    難しい質問かもしれませんが、アドバイスいただきたいです。よろしくお願いします。

    • yoshi
    • 2013年 10月 29日

    つばささん
    いいえ、そんなことはないですよ。
    コンテストに出るならしょっちゅうはダメですが、そうでない、
    10%体脂肪率くらいなら問題ないです。
    ステーキはとても良いたんぱく源ですし、クレアチンも豊富。
    ただ部位や産地によって脂肪の量が違うので脂肪の少ない、
    フィレ(価格高いですが)、ミスジ、ロースなどにすることをおすすめします。
    >PS、ランキングをあげようと思い一つの記事を読むたびにクリックしてますが、意味ありますか?笑
    ————————————–
    もちろん!
    そやって一人一人が押してくれることで順位が決まりますので^^
    ————————————–
    >これは人間性の問題というのが結論だとは思いますが、筋トレでかっこいい体を手にいれつつも、読書や語学の習得など、将来のため、自分に対しての投資も大事にして行きたいのですが、筋トレをして追い込んだ後などは帰宅しても勉強に向かえないのが悩みでもあります。
    難しい質問かもしれませんが、アドバイスいただきたいです。よろしくお願いします。
    ————————————–
    優先順位をはっきりさせましょう。
    今つばささんにとって現実問題として、筋トレが大切なのか、それとも勉強なのか?
    近い将来、どっちが緊急的に大切なのか。
    例えば、受験が控えているなら、完全に勉強ですよね。
    もし、つばささんが若く、これからの人生の将来を決める年齢にいるならやはり勉強ですよね。
    普段の生活で筋トレをどの位置に置くか。
    それを考えてみてください。
    普通の社会人の場合、
    家族
    仕事
    お金
    時間
    恋人
    の優先順位が極めて高いです。
    その後に
    友人
    趣味(勉強、自己投資含む)
    となります。
    さて、翼さんの場合は?
    私は、体づくりが現在は仕事ですので、筋トレや食事は第一のグループに入ります。
    だから限りなく、どんなに忙しくてもトレーニングはやるようにしています。
    でも、もし普通の会社勤めなら・・・
    やはり仕事を優先で、仕事によってどうしてもトレーニングができない、
    っていうような状況になることもあるでしょう。
    このように自分にとって何を優先させるべきなのか?
    をベースに考えていくと筋トレとうまく付き合っていけるとおもいます。
    ただ言い訳はダメです。
    第二グループだからま、いっか、みたいな思考の人は
    それこそ、いつまでたっても体に変化が出ず、周りからも
    ただの筋トレオタク、変わり者、とバカにされる対象になってしまうでしょう。
    だからやはりバランスが大切です。
    そんなことを考えてやっていってみてください。
    参考に!^^

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